2008年 05月 18日
追いかけて |
僕がまだ大工になったばかりのころ漠然と”伝統”を守り引き継いで
行くのだと思っていました。時は流れて今確かに伝統を引き継ぎ守っていく
ことも大切なのですが和風建築がほとんどない。あったとしても本当に
ごくわずか。だからといって黙って仕事が来るのを待つというわけにもいかず
今の時代のニーズに合った建物を設計し、デザインして
仕事をさせていただいているのですがふと思いました。
僕の現場には施主様にはわからない本当に難しい仕事がたくさんある。
中にはしっかり手工具が扱えて木材の癖を読まなくてはならない仕事も
ある。そんな時自ら率先してそのような仕事をこなしてゆくと
皆も工夫をして一緒に仕事をしてくれる。それも自分が親方に教えてもらった
伝統的な大工の仕事がベースになっているからできるのであって
形こそ違えどやっている仕事の内容はノミを扱い
節のある材料を平気でかんなで仕上げる伝統的な仕事である。
仲間たちも当然のように和風建築が得意な職人たちである。
だから僕は安心して図面に仕事を書き込んでゆくのですが、何か
足りないものといえばやはり設計であると思っている。
本当に突き詰めてゆくと設計とかデザインというものは”無”から
”有”を産み出す大変な作業である。僕は神様ではない。
だから簡単にポンと設計できないのです。それゆえすばらしい設計や
デザインをされている方たち
(僕にとっては目標でありあこがれの人たちです。)
から何か学ばせていただこうと必死なのです。
そして昨日は午前中に㈱青春ワークス代表でガーデンデザイナーの
”武井泄月袴(せつこ)”さんの昭和町主催の講演を聴講させていただき
(現場でされた大変な想い等共感させていただけることばかりでした。)
そのあとお世話になる小澤建築工房の小澤さんよりお誘いを頂き
”松原正明建築設計室”設計の”高根の家”を見学させていただきました。
両者ともすばらしいデザインや設計をされるだけに一歩でも近づかせて
いただけるように、考え方なりデザインなりを勉強させていただきました。
有意義な一日とならせていただきました。本当にありがとうございました。
PS 高根の家 本当に気持ちのよい空間でした。一時間くらい”ぼ~っ”
としたくなるような建物です。(本当にぼ~っとしたかったです。)
松原さん、小澤さん、スタッフの皆さんありがとうございました。
武井さん、講演で元気をいただきました。今後もどうぞよろしく
お願いいたします。
行くのだと思っていました。時は流れて今確かに伝統を引き継ぎ守っていく
ことも大切なのですが和風建築がほとんどない。あったとしても本当に
ごくわずか。だからといって黙って仕事が来るのを待つというわけにもいかず
今の時代のニーズに合った建物を設計し、デザインして
仕事をさせていただいているのですがふと思いました。
僕の現場には施主様にはわからない本当に難しい仕事がたくさんある。
中にはしっかり手工具が扱えて木材の癖を読まなくてはならない仕事も
ある。そんな時自ら率先してそのような仕事をこなしてゆくと
皆も工夫をして一緒に仕事をしてくれる。それも自分が親方に教えてもらった
伝統的な大工の仕事がベースになっているからできるのであって
形こそ違えどやっている仕事の内容はノミを扱い
節のある材料を平気でかんなで仕上げる伝統的な仕事である。
仲間たちも当然のように和風建築が得意な職人たちである。
だから僕は安心して図面に仕事を書き込んでゆくのですが、何か
足りないものといえばやはり設計であると思っている。
本当に突き詰めてゆくと設計とかデザインというものは”無”から
”有”を産み出す大変な作業である。僕は神様ではない。
だから簡単にポンと設計できないのです。それゆえすばらしい設計や
デザインをされている方たち
(僕にとっては目標でありあこがれの人たちです。)
から何か学ばせていただこうと必死なのです。
そして昨日は午前中に㈱青春ワークス代表でガーデンデザイナーの
”武井泄月袴(せつこ)”さんの昭和町主催の講演を聴講させていただき
(現場でされた大変な想い等共感させていただけることばかりでした。)
そのあとお世話になる小澤建築工房の小澤さんよりお誘いを頂き
”松原正明建築設計室”設計の”高根の家”を見学させていただきました。
両者ともすばらしいデザインや設計をされるだけに一歩でも近づかせて
いただけるように、考え方なりデザインなりを勉強させていただきました。
有意義な一日とならせていただきました。本当にありがとうございました。
PS 高根の家 本当に気持ちのよい空間でした。一時間くらい”ぼ~っ”
としたくなるような建物です。(本当にぼ~っとしたかったです。)
松原さん、小澤さん、スタッフの皆さんありがとうございました。
武井さん、講演で元気をいただきました。今後もどうぞよろしく
お願いいたします。
by kainotakumi
| 2008-05-18 21:59
| 日常