2010年 10月 19日
食育菜園 |
食育菜園
数年前にたまたま東京の書店で出会えた本です。
アメリカの荒れていたある中学校の、食育で教育をよみがえらせた
教育革命のドキュメンタリーです。
この本に書かれていたことが中学校だけではなく大人の社会にも
当てはめて考えることができる素晴らしい内容でした。
農と食の切っても切れない関係の中で生徒たちが個々に考えて行動して
いく教育カリキュラムにすごく共感がもてました。
僕の親方がよく「大工は工業学校行っちゃダメだ。農学校だろ!」
といっていたのを思い出しました。
親方は秋田の出身で小僧の頃に畑シゴトをさせられたそうです。
何の為に畑仕事をするのかわからなかったそうですが
ある日突然わかったといっていました。
(すみません。僕は親方の親方にずるして直接聞いちゃいました。)
家を建てるのに理屈ではなく”木”を知らなくてはいけない。
だから木が生えている土やまわりの環境のこともよく知った上で
木を扱わなくてはいけない。その木がどのようなところに生えていたのか
どういう育ち方をしたのかでその木の使い方がわかってくる。
そのときは僕も若かった(笑)木は木。材料としての木しか見ていませんでした。
そうではなく、木の生えている環境を知ることで山が見えてくる。
山が見えてくるから川が見えてくる。川が見えれば海や森が見えてくる。
森羅万象の生きとし生けるものすべての連鎖が見えてくれば
材料としての”木”を大切に使うようになる。
ちいさな視点から大きな視線を持つようになる。
それは机の上ではなく自然の中でしか学べないこと。
だから工学ではなく自然を敬うために”農”を勉強することが大切。
その気持ちが今で言う”エコロジー”というものにもつながってくる。
(改めて僕の親方には今でも頭があがりません・・・)
それと同じようなことがこの本にも書かれていました。
タイトルに食育とは書かれていますが自らを育てていただいた
ように思います。そんな本でした。
こういういい本て発行部数が少なくてあまり有名ではないけれど
知っている人は知っている本なのですね。
AMAZONの中古価格みておどろきました。定価は1900円です。
映画「未来の食卓」に通ずるものがありました。
数年前にたまたま東京の書店で出会えた本です。
アメリカの荒れていたある中学校の、食育で教育をよみがえらせた
教育革命のドキュメンタリーです。
この本に書かれていたことが中学校だけではなく大人の社会にも
当てはめて考えることができる素晴らしい内容でした。
農と食の切っても切れない関係の中で生徒たちが個々に考えて行動して
いく教育カリキュラムにすごく共感がもてました。
僕の親方がよく「大工は工業学校行っちゃダメだ。農学校だろ!」
といっていたのを思い出しました。
親方は秋田の出身で小僧の頃に畑シゴトをさせられたそうです。
何の為に畑仕事をするのかわからなかったそうですが
ある日突然わかったといっていました。
(すみません。僕は親方の親方にずるして直接聞いちゃいました。)
家を建てるのに理屈ではなく”木”を知らなくてはいけない。
だから木が生えている土やまわりの環境のこともよく知った上で
木を扱わなくてはいけない。その木がどのようなところに生えていたのか
どういう育ち方をしたのかでその木の使い方がわかってくる。
そのときは僕も若かった(笑)木は木。材料としての木しか見ていませんでした。
そうではなく、木の生えている環境を知ることで山が見えてくる。
山が見えてくるから川が見えてくる。川が見えれば海や森が見えてくる。
森羅万象の生きとし生けるものすべての連鎖が見えてくれば
材料としての”木”を大切に使うようになる。
ちいさな視点から大きな視線を持つようになる。
それは机の上ではなく自然の中でしか学べないこと。
だから工学ではなく自然を敬うために”農”を勉強することが大切。
その気持ちが今で言う”エコロジー”というものにもつながってくる。
(改めて僕の親方には今でも頭があがりません・・・)
それと同じようなことがこの本にも書かれていました。
タイトルに食育とは書かれていますが自らを育てていただいた
ように思います。そんな本でした。
こういういい本て発行部数が少なくてあまり有名ではないけれど
知っている人は知っている本なのですね。
AMAZONの中古価格みておどろきました。定価は1900円です。
映画「未来の食卓」に通ずるものがありました。
by kainotakumi
| 2010-10-19 21:13