2010年 01月 31日
職人のこだわり 匿名的デザイン |
瓦屋根に”鬼瓦”といって建物の厄除けの意味合いを持たせた瓦があるのですが、リフォームさせていただいている今の建物の屋根に
登っておもわず”ほぅ!”と感嘆の声を。瓦の細かいデザインなんて誰も見たくても見えないのに建物の”火”をよける意味でよく”水”という文字を鬼瓦にデザインするのですがこの建物に使われている屋根の鬼瓦のデザインは”水”を通り越して”波”。ここまで凝ったデザインをしても屋根の上。誰も見ないのにそれでもデザインしきったデザイナーと作りきった職人に乾杯。サーフィン好きな人にはガーデニングのアクセントなんかにいいだろうな~などと屋根の上でちょっと幸せな気分になりました。調べてみたけれどどこにも作者名やメーカー名はありませんでした。どこの誰がデザインしたのかわかりませんがこうして25年たって僕のようなものが”いいね!”と思うような仕事を僕も職人としてやっていきたいなといつも思っています。僕の仕事は職人であくまで作る仕事であってプロデュースする仕事がメインではないので名前は出てこなくていいといつも思っています。それより僕らを必要としてくださる誰かの助けにならせてもらえればいいなと。それでこの瓦をデザインしたデザイナーの匿名性にすごく共感がもてました。探しだしてこの鬼瓦を入手したいなと思います。
えっ?入手して?飾ります(笑)
登っておもわず”ほぅ!”と感嘆の声を。瓦の細かいデザインなんて誰も見たくても見えないのに建物の”火”をよける意味でよく”水”という文字を鬼瓦にデザインするのですがこの建物に使われている屋根の鬼瓦のデザインは”水”を通り越して”波”。ここまで凝ったデザインをしても屋根の上。誰も見ないのにそれでもデザインしきったデザイナーと作りきった職人に乾杯。サーフィン好きな人にはガーデニングのアクセントなんかにいいだろうな~などと屋根の上でちょっと幸せな気分になりました。調べてみたけれどどこにも作者名やメーカー名はありませんでした。どこの誰がデザインしたのかわかりませんがこうして25年たって僕のようなものが”いいね!”と思うような仕事を僕も職人としてやっていきたいなといつも思っています。僕の仕事は職人であくまで作る仕事であってプロデュースする仕事がメインではないので名前は出てこなくていいといつも思っています。それより僕らを必要としてくださる誰かの助けにならせてもらえればいいなと。それでこの瓦をデザインしたデザイナーの匿名性にすごく共感がもてました。探しだしてこの鬼瓦を入手したいなと思います。
えっ?入手して?飾ります(笑)
by kainotakumi
| 2010-01-31 21:54
| 建築