2009年 11月 13日
理想と現実 |
「雨ニモマケズ」 宮沢賢治
雨にも負けず →理想
(雨にも負け) →(現実)
風にも負けず
(風邪にも負け)
雪にも夏の暑さにも負けぬ
(雪にも甲府の暑さにも負け)
丈夫なからだをもち
(丈夫だった体をもち)
慾はなく
(欲はあまりなく)
決して怒らず
(あまり怒らず)
いつも静かに笑っている
(いつも大きな声で笑っている)
一日に玄米四合と
(一日にあきたこまちか玄米四合と)
味噌と少しの野菜を食べ
(味噌と大豆と納豆とたくさんの野菜を食べ)
あらゆることを
(あらゆることを)
自分を勘定に入れずに
(自分を勘定に入れずにサービス工事してかみさんに叱られ)
よく見聞きし分かり
(よく見聞きし分かり本の代金がかかりすぎてかみさんに叱られ)
そして忘れず
(そして忘れたふりをよくする)
野原の松の林の陰の
(甲府の北の山のふもとの)
小さな萱ぶきの小屋にいて
(小さな瓦ぶきの小屋にいて)
東に病気の子供あれば
(東に壊れたドアあれば)
行って看病してやり
(行って修理してやり)
西に疲れた母あれば
(西に疲れた仲間いれば)
行ってその稲の束を負い
(行ってその材木の束を負い)
南に死にそうな人あれば
(南に壊されそうな家あれば)
行ってこわがらなくてもいいといい
(行って修理すればまだまだ住めるといい)
北に喧嘩や訴訟があれば
(北に喧嘩や訴訟があれば)
つまらないからやめろといい
(つまらないからやめろといい)
日照りの時は涙を流し
(日照りのときは汗を流し)
寒さの夏はおろおろ歩き
(寒さの夏はふらふら歩き)
みんなにでくのぼーと呼ばれ
(みんなに親方は現場にいなくてもいいといわれ 笑)
褒められもせず
(褒めてほしいのに褒められもせず)
苦にもされず
(苦にもされず されたらものすごく落ち込むとおもう。)
そういうものに
(そういうものに)
わたしは
(わたしは)
なりたい
(なっているのだろうな・・・)
(理想と現実ってこういうことか。宮沢賢治ってやっぱり大人だな。今これを書いた彼と同じ歳)
by kainotakumi
| 2009-11-13 11:52
| 日常