2009年 02月 23日
大丈夫 |
昨日テレビ番組欄を見ていると僕の好きなTRUCKという家具屋が
ソロモン流という番組で特集されるとのこと。
早速いつも仕事をお願いしている辻木工の辻さんのところで
働いている”やま君”がやはりTRUCKが好きなので教えてあげようとしたのですが
電話番号がわからないため親方の辻さんの電話したところ
「小田切君、いまそれどころじゃないさ!」
「何?」
「Hさんの作業場が火事になっちゃって・・・。今大変・・・。」
状況を飲み込めない僕「・・・は?」「だって昨日前を通ったら普通だったよ」
「今朝だって。まだ煙が出ているよ・・・・。」
気が動転していましたがすぐそっちへ行くといって電話をきりました。
気持ちを落ち着かせようとしながらとりあえずブルーシートと材木を
適当に軽トラックに載せて向かいました。
現場に着くと夢を見ているのではと思いたいような光景でした。
急遽月曜日と火曜日の予定をキャンセルさせてもらい、
昨日はとりあえず燃えた残骸を片付け、もって行ったブルーシートで
養生して、今日は朝から作業場のかたつけを手伝いに行きました。
Hさんは仕事を超えて僕が慕っている方で、いつも元気と勇気と
モチベーションを与えてくれる本当に身近な兄貴のような存在のような人です。
そんな人の一大事ですので少しでも何かの役に立てればと駆けつけたのですが
午後になると片付けに来る人があとを絶たず総勢20名以上での作業になったので
今日一日で片付けられるところはすべて片付きました。
皆、口をそろえて”Hが困っているときぐらいは”とそれぞれ予定を変更して集まった
人たちでした。
こんなときに普段の生き様が現れるのだと感激させられると共に僕が慕っているHさんの
人としての器の大きさに改めて惚れ直しました。
結局工場は全焼でしたがけが人が一人もいなかったこと。機械のダメージも
予想以下だったこと。何よりHさんの前向きな「よっしゃ。先が見えた。小田切君、俺は
バリバリ仕事するよ。」という決意に感動しました。
きっと大丈夫。そう周りの皆が思えるくらい目つきがしっかりしていました。
そして窮地に陥っているときのHさんの言葉が
「火事の原因も不明だけどだからといっていろいろ疑ってもしょうがないし。
それより俺のためにこんなにみんなが集まってくれてすごくうれしい。俺ってしあわせだぁ。
こうでもなければ気がつけなかったよ。」
作業場が火事になって普通なら途方にくれてこんなことはなかなかいえないのに
Hさんを見ていると「本当に火事にあったのかな?」と思えるくらい毅然としていました。
男として惚れ直しました。普段ものすごく義理人情を大切にする人の男気を
見せてもらいました。僕もHさんのような”男”になれるように努力しようと思います。
でTRUCKの話は次回に。
昨日はだいぶ気が動転していたみたいでポケットに入れた携帯電話は
取り出したら”デジタルカメラ”だし家に帰って靴下を見たら左右違う靴下だし
もっと落ち着かなくてはと反省しました。
火事は原因不明で火の気の無いところでの火事でした。
前面道路が国道なのでタバコのポイ捨てでは?と思っています。
by kainotakumi
| 2009-02-23 21:00
| 日常